感動させる話し方の3要素

人前で話すことに自信がついてきたら、一歩進んで、人を感動させてみたいと思いませんか? 聞き手を感動させるスピーチテクニックは、多くの先生や本や教材が教えてくれますが、ここでは、その中で共通している3つのことを紹介します。

ポーズ(間)

話し方の先生たちは、喋りの中で意識的に「間」を取ることをポーズと言います。ポーズは、聞き手を感動させる基本テクニックのひとつです。

話にポーズを入れるとなぜ感動的になるか? というと、聞き手がその次に来る言葉を期待せざるを得なくなるからです。例を挙げてみましょう。

『私が、ただいまご紹介いただきました山田でございます。さて、今日は、○○についての~』

というスピーチの出だしを想定します。これをポーズなしで言うと、インパクトがいまひとつです。そこでポーズを入れてみる。

『私が、ただいまご紹介いただきました(ポーズA)山田でございます。(ポーズB)さて、今日は(ポーズC)○○についての~』

こんなふうにポーズを入れると、そこで音声がフッと途切れます。聞いている人は、一瞬「アレ」と思う。わざとそう思わせて、注意を引きつける。これがポーズのテクニックです。

ポーズが入ると、聞き手は(ほんの短い時間ですが)言葉をおあずけにされた状態になります。次の言葉を聞きたい! という状態になる。なので、次の言葉を発した時、それが心の中に深く入っていく、という理屈です。

ここから分かるように、ポーズは、インパクトを持たせたい言葉の前に入れるのが基本です。

上の例では、自分の名前(山田)を強調するためにポーズAを、スピーチのテーマ「○○」を強調するためにポーズCを入れています。ポーズBは、それまでの話を切り上げて別の話に入っていく時に、聞き手の興味を逸らさないために、「さて」という接続詞の前に入れています。

ポーズを入れる時に、注意することが1つあります。絶対にうつむいてはいけません。会場にいる聞き手を堂々と見渡しましょう。言葉が続かなくて黙ったのではないことを、態度で示す。意図的に黙っているのだ、とアピールする。自信がないと思わせてはいけません。

『スピーチ上級者は5種類の間(ポーズ)を使い分ける』のページでは、より高度なポーズの使い方について説明しています。

イントネーション

イントネーションも、話し方指導の場でよく出て来る言葉。「抑揚」のことです。これも、聞き手を感動させるテクニックのひとつ。

イントネーションは、声の高い低いのパターンのことですが、難しいことを抜きにすれば、「ゆっくりと感情を込めて言葉を言うこと」です。

例えば「美しい」「大きい」といった形容詞、「いきなり」とか「たちまち」などの副詞、「走る」「見る」といった動詞などを、充分に感情を込めてゆっくり言う。これが聞き手の心を揺さぶるイントネーションのテクニックです。

「大ぉ~きい○○」とか「ちっっっちゃい○○」とか言う感じですね。

管理人はこういうこと、人前では気恥ずかしくて未だにできません。でも、話の達人になるには必要なのかも知れません。

プロミネンス

プロミネンスも、一種の話し方指導の用語です。意味は、「ある言葉だけ際立たせる」こと。もちろん、自分が伝えたい大事な言葉を際立たせます。

具体的にどうするかと言うと、「そこだけゆっくり丁寧に言う」+「(上に書いた)ポーズを取る」の2つを合わせて使います。

『ただいまご紹介いただきました、山田でございます。さて、きょうは子育てにおけるコミュニケーションの大切さについてお話したいと思います』
このようなコメントを言う場合、下線を引いた強調したい部分(自分の名前、今日の話のテーマ)の前にポーズを入れ、聞き手に期待を持たせてから、その後の言葉をゆっくり、丁寧に言うのです。長いフレーズでも構わずゆっくり言います。こうすると、その部分が大事なのだな、ということが伝わり、聞き手の印象に残るようになります。

以上3つの要素、ポーズ、イントネーション、プロミネンスは、聞き手を感動させる必須鉄板テクニック。覚えておいて損はありません。ただ、管理人の経験では、あがり症話ベタを完全に克服してからでないと、頭がこんがらがります。その意味では、上級者向けのテクニックといえるでしょう。

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