人前に出ると緊張しすぎて何もできなくなってしまうとか、結婚式のスピーチや、自己紹介、仕事のプレゼンなど、たくさんの人の前で喋ろうとすると心臓バクバク、頭は真っ白になる。
これを「病気」だというお医者さんは多いようです。「社交(会)不安障害(SAD)」という病気だと。
(※「社交不安障害」は、以前は「社〈会〉不安障害」と呼ばれていました。2008年に日本精神神経医学会が呼び名を改めたため、会→交となりましたが、2つは同じもの)
管理人も、1度、心療内科に行ってみたとき、そう言われました。で、医者の話をよく聞いてみると、「脳内のセロトニン不足が原因」とのこと。
じゃあどうすれば治るのか、と尋ねると、やはり医者だけに、「薬で治す」と言われました。SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)という薬で。これにはちょっと引きました。この薬、プロザックなどと同類の向精神薬です。
結局、そのお医者には2度と行きませんでした。なぜかというと、薬にハマってしまうと抜けられそうになかったから。1度病気のレッテルを貼られ、薬なんか処方されて「また来週来て下さいね~」なんて言われたら、自分は完全病気なんだ、と思ってしまうでしょう? そうすると、薬に頼らざるをえなくなる。抜けられなくなる。それは嫌だ。
それに、いろいろ調べてみると、「社交(会)不安障害」という医者の診断というのは、非常にアバウトなんですね。
脳を勝ち割ってセロトニンを抽出して調べたわけじゃない。こっちの話を聞いただけで判断するわけです。話だけでどうして分かるのか?
結局、人前であがってしまうことを、自分が苦痛に感じているかどうかで決める、と医者は言っていました。つまり、自分が苦痛だと思えば社会不安障害と診断され、苦痛だと思っていなければ社会不安障害とは診断されないと。
つまり、自分の気持次第なんですね。
それともうひとつ、こんなことも言われました。
「人前であがるのは自分の個性で、そんな自分が自分でも大好きだと思っている人は治療の必要などありません」
「そういう人は、自分の緊張やあがり症を少しずつでも克服して、チャレンジして成功することを積み重ね、より大きな自信にすることができますから」
お医者さんでさえこう言っています。薬など飲まなくても、自分の考え方と努力次第で、緊張やあがり症は治る。と私は解釈しています。
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