本番前に、スクワットをしておくとあがらない

心と体は繋がっているもの。スピーチなどの出番が来る前にあがってしまうことはよくあります。そんな浮き上がった気持を、運動で落ち着かせることができます。例えばスクワット。

重心を下げると気持も安定する

気持を落ち着けるのに、精神統一や瞑想などが必要かというと、そうでもありません。誰でもできる簡単な運動にも、気持を安定させる効果があります。

どんな運動かというと、基本的には体の重心を下げる運動。体の重心が下がると、不思議と気持もどっしり落ち着くものです。スピーチや話し方のコーチがよく勧めるのは、筋力トレーニングの時にやるスクワットです。

本番前にスクワット

まず、足を肩幅くらいに広げて立ち、目は前方を見たままゆっくりと膝を曲げて重心を下げていきます。背筋は伸ばしたまま、お尻を少し突き出し気味にします。太ももが床と大体平行になったら(膝の角度が90度くらい)そこで止めて、今度はゆっくり立ち上がります。これが基本的なスクワット。直立姿勢に戻ったらスクワット1回完了です。

筋トレが目的ではないので、本番前のちょっとした待ち時間に、自分ができる回数だけやれば十分です。

スクワットは腹筋を使います。スクワット15回が腹筋運動500回に相当するとも言われています。つまり、スクワットをちょっとやっただけで、お腹にグッと力が入るわけですね。すると腰が安定し、姿勢が安定し、視線が安定し、心も安定してきます。

人前に出ると足元がふらふらしたり、膝がガクガクしたりするという人にはこれがおすすめ。

スピーチや話し方のコーチは、スクワットの他に、その場で足踏みしたり、ジャンプしたり、相撲の四股を踏んだりすることもすすめています。どれも、体と心の重心を下げるのに効果的な運動です。

スピーチの最中に歩いてみる

本番前にスクワットはできますが、スピーチ本番の最中にはまさかできませんよね。でも、話している間にあがってきたら? 気持が舞い上がってきたら?

そんな時は、話ながら少し歩いてみましょう。その場足踏みの変化形です。言葉を発しながら、なるべく笑顔で、半径2mくらいの中を行ったり来たりするのです。こうすると緊張が取れます。また、聴衆から「余裕がある人」と見てもらえる、という利点もあります。

スピーチの前にスクワット、意外に思うかもしれませんが、試してみる価値はあると思います。いろいろなことを積極的に試してみて、その中から自分に効果的なものが1つでも見つかれば、それが突破口になりますから。

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