自分に適した緊張緩和策を見つける心理学的な方法があります。手間は少しかかりますが、難しくありません。ペンとメモ用紙と考える時間があれば、誰でもできます。
誰にもある緊張しなかった時
あなたはどんな時に緊張しますか? 同僚と話す時は大丈夫だけど、上司と話す時だけ緊張する。相手が知らない人なら100人の前で話しても平気、だけど知っている人だと緊張してしまう。普段は社交的で人とよく喋るのに、改まった席に出たとたん緊張してしまう、などなど……あなたにとって緊張する場面や状況は、ある程度決まっているのではないでしょうか。
これとは逆に、緊張しなかった時もあるはずです。例えば、会議ではたいてい緊張してしまうのに、ある日の会議だけはそれほど緊張しなかった。あるいは、取引先の○○さんと会う時はいつも緊張するのに、あの時だけはなぜか緊張しなかった、というような経験はないでしょうか?
そういう「緊張しなかった」経験を、ペンとメモを使って状況分析していくと、あなたに適した緊張緩和策を見つけることができるのです。
緊張しなかった条件を洗い出す
これをやるには、まず、メモ帳とペンを用意します。持ち歩きできる小さめのものがいいでしょう。理由は、事が起こった後にすぐ使うためです。
何が起った時に使うか? というと、上に書いたような緊張しなかった時。例えば、会議でいつもより緊張しなかった、とか、苦手な取引先の○○さんとそんなに緊張せずに話せた時、とか……その後なるべく早く、理由と思えることを思い出してみて、具体的にメモするのです。
例えば、あの時○○さんは派手なネクタイをしていて、自分は○○さんの顔でなくネクタイを見て話していたなあ、とか。
例えば、会議の前にたまたまミントガムを噛んでいたら、なぜか気持が落ち着いた、とか。
例えば、化粧も服もバッチリきめていたので、人前に出てもなんとなく自信が持てた、とか。
その時のことだけでなく、前日のこと……例えば、前の夜たっぷり寝たとか、お酒を飲まなかったというようなことも理由になる場合があります。
なぜそれが緊張緩和に繋がるか、なんていう心理的考察は要りません。とにかく、いつもと違ったこと、これが理由かも、と思いつくことをどんどんメモするのです。小さなことでもかまいません。思わぬ所に緊張緩和のキーが見つかるかもしれないからです。
それを実験してみる
こうやってメモを続けていると、緊張しない時のパターンや傾向が見えてくるはず。そうしたら、次は、実行して効果を試します。
○○さんのネクタイを見て話すようにしてみる。会議の前にいつもミントガムを噛んでみる。発表の前には服選びと化粧を念入りにする、というふうに、ひとつひとつ実行して見るのです。すると、どれが効くのか、効かないのかが分かってくるはずです。
こうした小さなことが緊張緩和に繋がる、というのは心理学で分かっていること。ただ、具体的に何がキーになるかはケースバイケース。なので、自分で見つけなければなりません。
また、この方法は、具体的な場面に対処するためのもの。場面が変われば効果は期待できません。あがり症を根本的に克服したいという人は、この方法だけに頼らない方がいいでしょう。
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