あがり症の人向け結婚式スピーチのシンプルパターン

知り合いや友人の結婚式でスピーチを頼まれて、困ったことはありませんか? あれこれ内容を詰め込んだスピーチや、洒落たスピーチにしようとすると、本番で頭が混乱し、あがりのきっかけになってしまいます。あがり症の人に勧めたいのは、超シンプルな1分ちょっとのスピーチ。管理人もこれまで、これで乗り切ってきました。

1分以上3分以内がお約束

結婚式のスピーチは1分以上3分以内で終わらせる、というのが暗黙の了解です。1分以下だと短過ぎて、あまり祝ってあげてない印象になる。だから1分以上に。3分以上になると、聞いている人が飽きるし、式場の時間も押してしまう。だから3分以内に。これがお約束です。

1~3分のスピーチというと、実際それほど多くのことは話せません。だから、人前で話すのが苦手な人は、シンプルに、必要最低限のことを喋るだけでいいのです。シンプルに話せば、頭の混乱が防げます。あがりのきっかけになるトチリも防げます。

最もシンプルなパターン

結婚式スピーチの文例は本やネット上にたくさんありますが、内容の骨組みだけを見ると、どれも次のようなシンプルな構成になっています。

祝福の言葉(○夫さん、○子さん、ご結婚おめでとうございます)

2 自分と新郎or新婦の間柄を説明する(職場の同僚です、とか、伯父です、とか、姉です、とか)

3 新郎or新婦を褒め(優しい人だ、とか、頼りになる人だ、とか)、褒めた点を表すエピソードを具体的に話す(オリジナルで考える必要があるのはここだけ)

4 新郎新婦にエールを送る(お二人で幸せな家庭を作ってください。ご結婚おめでとうございます! など)

1、2、4はほぼ定型文で済みます。オリジナルで考えておく必要があるのは3の、相手のどこを美点として褒めるか、ということと、その美点を表すエピソードだけです。

このシンプルパターンで文例を作ると次のようになります。例えば、お嫁さんの友人女性がスピーチするという設定なら、

『○子さん、○夫さん、ご結婚おめでとうございます。(←決まり言葉でOK)

 私は○子さんの職場の同僚です。同期入社で、入社した時からずっと同じ課でした。なので仕事でもプライベートでも親しくしています。(←間柄の説明)

 (ここから褒めのエピソード→)ある日、私が会社でプレゼンの資料作りをしていた時、うっかりして、数字を全部ひとケタ間違えて打ってしまったことがあります。

 それを直すために残業していると、○子さんは『がんばってね』と言って帰ってしまいました。

 冷たいな、と思いましたが、なんとその後、○子さんは、近くの店のドーナツとコーヒーを持って戻って来てくれたんです。そして、数字の直しを手伝ってくれました。

 こんなふうに、○子さんはとても優しく頼りになる人です。(←誉め言葉)

 ○夫さん、○子さん、どうぞお2人で力を合わせて、幸せな家庭をつくってください。(←2人へのエール)

 ご結婚おめでとうございます。』

例をもう1つ。今度は、新郎の叔父がスピーチするという設定で、

『○夫くん、○子さん、本日は、誠におめでとうございます。(←決まり言葉でOK)

 私は○夫くんの叔父でして、○夫くんのことは子供の頃からよく知っています。(←間柄の説明)

(誉めエピソード開始→)○夫くんは小さい頃からとても気持の優しい子でした。たとえばこのようなエピソードがございます。
(~エピソードを入れる)

 このように優しい○夫くんなら、○子さんを助け、幸せな家庭を作ってくれるにちがいないと確信しています。(←2人へのエール)

 まだまだ若輩者の2人ですが、皆さまには温かく見守っていただきたいと存知ます。(←身内としての決まり文句)

 簡単ですが、以上で私のお祝いの言葉とさせていただきます』

結婚式のスピーチは、こんなふうにシンプルな構成で乗り切りましょう。管理人はこれまで3回の結婚式スピーチを、これでやってきました。ひどいあがり症でない限り、十分切り抜けられるはずだと思います。

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