太陽の光を浴びると社交不安が減る

午前中に太陽の光を浴びると、脳内のセロトニンが増えます。このセロトニンが社交不安障害を改善させるカギ。セロトニンがたくさんある人は、人前でも緊張しにくく、ちょっとしたハプニングにもバタバタすることがないと言われています。太陽の光を浴びてセロトニンを増やすことは、社交不安障害だけでなく、一般的なあがり症や緊張癖の人にも役立つと言えるでしょう。

セロトニンが増えると社会不安障害が改善

セロトニンは、「幸せホルモン」とも呼ばれる脳内物質です。(正確には脳以外の場所にもありますが)このセロトニンが脳内にたくさんあると、気力が充実し、自信が生まれ、リラックスできると言われています。逆にセロトニンが不足すると、うつ病や不眠症になることが知られています。

精神科で社会不安障害を治療する場合、このセロトニンを増やすことが主になります。メインはSSRIという薬の服用です。SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)を飲むと脳内のセロトニンが増え、社会不安障害の症状が改善されるためです。

ただ、セロトニンを増やす方法は、薬だけではありません。セロトニンを増やすために、太陽の光を浴びることを、多くの医師が勧めています。太陽光が目の網膜を刺激することによって、セロトニンが体内で盛んに生成されるようになるからです。

朝起きたら太陽の光を浴びる

セロトニンを増やすのに理想的なのは、朝起きたらすぐに朝日を浴びること。それが無理なら、起きたらすぐにカーテンを開けて、しばらくの間日光のもとで行動するだけでもいいそうです。

光を浴びるということは、うつ病の治療にも実際に採用されており、倦怠感や落ち込んだ気分を改善させ、睡眠障害にも役立つことが分かっています。

こんなふうに、光を浴びることは精神面に非常にいいのですが、早寝早起きの習慣がない人にはなかなか難しいもの。また、部屋に日光が入らないとか、仕事の時間帯がズレていて早起きできない、という人も多いのではないでしょうか。

それでも「光を浴びてセロトニンを増やしたい」と希望する人に、精神科や心療内科の医師は、光線療法に使うライトを勧めています。

ライトが太陽の代用になる

光線療法に使うライト、といっても大袈裟なものではありません。ちょっと電気ストーブに似た、床置き型の、高さ4~50cm程度のもので、市販もされています。

これを部屋に置いて、毎日午前中の間、ライトを浴びながら何かやっているだけでセロトニンが増えるとのこと。

その秘密はライトの明るさにあります。1万ルクスという非常に明るいライトなので、太陽光と同様の効果が得られるそうです。日焼けサロンのマシン(ライト)にも太陽と同じ効果があることを考えれば、精神面への効果も納得できるのではないでしょうか。(実際、光線療法用のライトを製造する会社が、日焼けサロンのマシンを作っているということがあります)

アメリカの知識人や、有名なIT企業の社員が、光線療法用のライトを職場や自宅に置いて使っているという話も聞きます。

太陽光でも、光線療法用のライトでも、いずれにせよ光を浴びることで、社交不安障害の改善を期待できます。

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