社交不安障害の薬の副作用–SSRI

SSRIは、社交不安障害の治療でメインに使われる薬です。専門的には「選択的セロトニン再取り込み阻害薬」といい、略してSSRIと呼ばれます。従来の薬より副作用が少ないと言われていますが、副作用がないわけではありません。

胃のむかつき、便秘、眠気など

SSRIは、飲み始めの時に、全体の10%~20%の人に消化器系の副作用が現れることが知られています。例えば胃のむかつき、便秘、吐き気、下痢などがあります。

また、これも飲み始めの時ですが、全体の5%~10%の人に、眠気、倦怠感、口の渇きなどが起こることも報告されています。

薬をやめた時にめまいや吐き気が

SSRIには、一般の薬にはない「中止後現象」というものがあります。これは、薬を急にやめてしまった時に現れる症状で、めまい、耳鳴り、吐き気などが主なものです。なかには皮膚がピリピリするように感じることもあるようです。

自殺リスクを高める?

SSRIのひとつである『パロキセチン』という薬には「自殺を増やす可能性がある」という論文が、数年前にヨーロッパで発表されました。そのため、SSRIは自殺を誘導するのではないか、と考えられています。

このことについて、医学界ではまだ結論が出ていません。そのため、日本の医者は、精神的に不安定になりやすい18才~24才の患者にSSRIを処方することに慎重になっているようです。

SSRIは抗うつ剤

SSRIは抗うつ剤の一種です。基本的にはうつ病治療のためのものですが、社交不安障害の治療にも効果があるとされ、使われています。

SSRIの具体的な商品名としては、「デプロメール」「ルボックス」「パキシル」「ジェイゾロフト」「レクサプロ」などがあります。日本では認可されていない「プロザック」もSSRIです。

※参考文献 『抗不安薬の選び方と使い方』渡辺昌祐著/金原出版 『抗不安薬の知識と使い方』上島国利著/ライフ・サイエンス 『SSRIのすべて』小山司著/先端医学社)

できれば薬は避けたい、と管理人は思っています。 吐き気、便秘、めまい、耳鳴り……どの副作用も我慢できないわけではありませんが、できれば避けたいもの。それに、SSRIの自殺リスクの可能性は、非常に気になります。

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