社交不安障害の薬の副作用–ベンゾジアゼピン系抗不安薬

ベンゾジアゼピン系抗不安薬は、社交不安障害の治療に使われる薬のひとつです。以前はパニック障害の治療にも使われていた薬で、軽い依存性があることが分かっています。また、眠気や体のふらつきといった副作用があります。

眠気や体のふらつき

ベンゾジアゼピン系抗不安薬は、脳内のGABA受容体という部分に作用して、緊張している神経をリラックスさせる働きがあります。つまり、緊張しそうな場面でこれを飲んでおくと、リラックスして場に臨めるというわけです。

商品名としては、「デパス」「ソラナックス」「コンスタン」「レキソタン」「メイラックス」「ワイパックス」などがベンゾジアゼピン系抗不安薬です。

神経をリラックスさせるベンゾジアゼピン抗不安薬には、睡眠薬としての作用もあります。そのため、昼間に飲むとなると、眠気が大きな副作用といえます。ですから、これを飲んだ後は、自動車や自転車の運転、機械を使った作業などは避けなければなりません。

また、この薬には筋肉を弛緩させる作用もあります。人によってそれが強く出る人と弱く出る人がいますが、場合によっては真っすぐ立っていられず、体がふらつくようになることもあります。それと同時に、めまいを感じることもあります。

アルコールと服用すると危険

アルコール(酒)にもベンゾジアゼピン系抗不安薬と同じような効果があるため、この2つを一緒に飲むと、ベンゾジアゼピン系抗不安薬副作用が特に強く出ます。

眠気、体のふらつき、めまいなどの症状が強く出るだけでなく、時には血圧が下がり過ぎて、危険な状態になる可能性もあるとのことです。

軽度だが依存性あり

ベンゾジアゼピン系抗不安薬には、軽度の依存性が認められています。注意しないと、漫然と多量に飲むようになってしまう可能性があります。そのため、ベンゾジアゼピン系抗不安薬は、どうしても緊張に耐えられない場面に備えた頓服として、一時的に使用するために処方されます。

(※参考文献 『抗不安薬の選び方と使い方』渡辺昌祐著/金原出版 『抗不安薬の知識と使い方』上島国利著/ライフ・サイエンス 『SSRIのすべて』小山司著/先端医学社)

副作用や依存性、軽いものなら我慢するのも1つの手ですが、できるならなしで済ませたいものではありませんか?

そのためには、やはり、薬に頼らないのが1番かと管理人は思います。

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