社交不安障害の薬の副作用–βブロッカー

βブロッカー(ベータ遮断薬)は、社会不安障害の治療に使われる薬のひとつです。心臓の神経に作用して、心臓のドキドキを抑えます。低血圧や、手足の冷え、不眠、倦怠感といった副作用のほか、まれに強い吐き気を覚えることがあるようです。

心臓のドキドキを抑える薬

βブロッカーはベータ遮断薬とも呼ばれます。心臓の神経に作用して、心拍数を低くする薬です。

緊張して心臓がドキドキすると、どうしてもそのドキドキを意識してしまい、「自分は緊張しているんだ」と思うとますます緊張してしまうもの。この悪循環を断ち切るために使われるのがβブロッカーです。

緊張する場面に出る直前にこれを飲んでおくと、心臓のドキドキが抑えられます。なので、「自分の心臓の音を聴いてますますパニックになる」というパターンを防ぐことができます。

βブロッカーの具体的な商品名には、「ミケラン」「アルマール」などがあります。

副作用は血圧低下、手足の冷え、倦怠感など

βブロッカーには、心拍すうを下げるだけでなく、血圧を下げる働きもあります。なので、元々血圧低めの人が服用すると、血圧が下がり過ぎてしまう可能性があります。また、そうした血圧低下が原因と考えられる手足の冷えや、倦怠感なども、副作用として報告されています。

ただ、社交不安障害の治療で使うのは、主に緊張で血圧が上がる場面なので、低血圧の心配はしないでいいだろうと専門医は言っています。

また、ごくまれにですが、強い吐き気を感じるというケースがあるとのことです。

こうして見ると、βブロッカーの副作用はそれほど心配しないでいいようです。ただ、それでもできるだけ副作用は避けたい、薬には頼りたくない――そう思うのは管理人だけでしょうか?

(※参考文献 『抗不安薬の選び方と使い方』渡辺昌祐著/金原出版 『抗不安薬の知識と使い方』上島国利著/ライフ・サイエンス 『SSRIのすべて』小山司著/先端医学社)

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