あがり症の克服を妨害するものが、あなたの中にあります。それは「できない理由を探す」こと。できない理由を探す、という基本姿勢がある限り、あがり克服の道は開けません。
仕事が忙しいからできない？
あがり症に悩んでいた管理人が、一念発起して克服に取り組みはじめたのは今から5年ほど前。けれど、それ以前に何もしていなかったわけではありません。ノウハウ本を読んだり、ネットで話し方教室やスピーチセミナーについて調べたり、いろいろやっていました。けれど、本に書いてあることを本気で実行するわけでもなく、教室に申し込むわけでもなく、漫然と「人前で平気になりたいなあ」と望んでいただけでした。
つまり、何も始めていなかった。
その時に、自分で自分を騙すために使った言い訳は「仕事が忙しいから」。確かに、多少は仕事が忙しかったと言えます。けれど、忙しいというのは嘘で、本当は仕事がうまくいっていなかったから。それが心の負担になり、気持の大部分を占めていたから、あがり症克服に本気で取り組む余裕がなかったのです。
でも、これじゃあ本末転倒、と今振り返って思います。考えてみれば、仕事がうまくいかなかったのは自分があがり症だったせい。なのに、うまくいかない仕事をできない理由にしてあがり症を放っておいては、いつまでたっても何も変わりません。
自信がついてからやりたい？
管理人は、ある話し方教室に通い始める前、いくつかの教室を見学させてもらいました。そうすると、どこでも上手に話す生徒さんがいます。そんな人たちを見ていると、「とても自分なんかダメだ」という気になり、申し込まずに帰ってくることがしょっちゅうでした。
その時の言い訳は、「もう少し自信が出て、他の人と同じくらい上手く話せるようになったらやります」というもの。
でも、これ、よく考えると無茶苦茶だと思います。「上手くなったらやる」のではなく、「上手くなるためにやる」のが本当でしょう。放っておいても自信はつかないから、何かやって自信をつけたい。そのために教室を見学しに行ったはずなんです。
自信がついてから、と言っている限り、自信がつく日は永遠にやって来ません。
できない理由を探せば、いくらでも見つかります。それを見つけるたびに、目標は遠ざかります。だから、できない理由探しはやめましょう。やる気になった今が始める時なのです。
今やらないで、いつやるというのでしょうか？
あがり症を無くしたい人にぜひ見てほしいもの
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