厳しい質問を切り抜ける3つの方法

ビジネスプレゼンなどで相手から厳しい質問をされて、言葉に詰まってしまうことが結構あります。そんな時、3つの魔法の言葉を知っていれば、うまく切り抜けられます。

厳しい質問をされても慌てない

ビジネスのプレゼンなどで話す相手は、たいてい上司や顧客。時には予想外の質問で、不意打ちを食らうことがありますよね。また、こちらの弱点を突いた鋭い質問が来ることもあります。そんな時、どうしていますか?

話ベタの人の多くは、質問に真っ正面から答えようとします。真面目な性格が出てしまうのですね。管理人も以前はそうでした。それで詰まってしまい、「あのですね、えー、うーん」となってしまう。

これに対して話上手な人は、あまりきちんと答えません。でも、考えてみればそれでいいのです。質問した上司も顧客も、その場で完璧な答えを求めていないからです。「ちょっと突っ込んでやろう」とか「反対意見を言ってどう出るか見てやろう」と思っている程度。それがプレゼンという場。ディベート(議論)の場ではないのですね。

まず時間をかせぐ

では、厳しい質問をされた時、具体的にどうすればいいか? 答えられる時はもちろん答えればいい。でも、答えが浮かばず言葉に詰まってしまったら?

その時は、時間を稼ぎましょう。それには、まず、相手の言ったことをオウム返しにするといい。これがコツです。

例えば「そのプロジェクトの、予算についてはどうなんです? この予算では厳しいのでは?」と突っ込まれたら、「はい、予算についてですね。この予算では厳しいと……」というふうに、相手の言葉をそのまま返す。こうして時間を取ることで、心に余裕を作り、あがりを抑えるのです。

「そうですねぇ」でさらに引き伸ばす

オウム返しで時間が足りなければ、さらに続けて「そうですねぇ……」と言いながら答えを考えましょう。無言で考えるより、遥かにイメージが良くなりますから。

最後に、相手に話を振ってしまう

でも、それでも、適当な答えが思い浮かばなかったら?

それでも黙りこんではいけません。こういう時は、「どうお考えですか?」と、相手に話を振ってしまえばいいのです。

これはビジネスプレゼンを教えている先生が言っていることですが、質問する人はたいてい自分なりの考えを持っていて、それを言いたくて仕方がないもの。だから「どうお考えですか?」と言われれば、10人中9人が自説を述べる、と。

相手に自説を述べさせておいて、それを参考にしながら、あなたは切り返す答えを考えればいい。

オウム返し・そうですねぇ・どうお考えですか、この3つのフレーズが、厳しい質問を切り抜けるカギです。ただ、話し方初級者には使いこなすのが難しいかもしれません。3つのフレーズで時間を稼ぎながら、同時に頭の中で答えを考えるので、かえって混乱することがあります。このワザは、話し方の基本を一通りマスターしてから使うことをおすすめします。

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