あがっている自分のことを実況中継すると、あがりが収まる

あがり症の人向けに話し方をアドバイスしている先生の中には、元アナウンサーやラジオDJといった喋りのプロが多くいます。そういった人たちが、不思議と同じことを言っています。

「あがっている自分のことを、自分で実況中継すると、あがりを抑えられる」と。

自分を実況中継するとは

自分を実況中継するとは、自分の状態や行動を、逐一言葉で言い表していくことです。実際に声には出さず、頭の中でやります。

例えば、相撲の実況中継では、アナウンサーがこんなことを言いますよね。

大関◯◯が今土俵に上がりました。この一番、絶対に負けられないという顔つき。頬をパシリと叩いて気合いを入れています」

これと同じことを自分でやるわけです。例えばこんな感じ……

「◯◯(自分の名前)は、今になって急にあがってきています。心臓の鼓動が早くなっている。おっと、○○(自分の名前)の脇の下から冷たい汗が出はじめました。首にも汗をかいているぞ。それを拭くために、今、背広のポケットに手を入れた。そしてハンカチを探している……」

頭の中に、冷静なもう一人の自分ができる

あがった時にこうやって自分を実況中継すると、冷静に自分を見つめるもう一人の自分が生まれます。そのことが、あがりを抑えるのにいいらしいんです。

詳しい理由はよく分かりません。きっと心理学的にはいろいろ説明できるんだろうと思います。

実際にやってみると、確かに「冷静なもう一人の自分が生まれる」という感覚があります。それだけであがりは解消しませんでしたが、冷静な自分が、もう一人のあがっている自分にブレーキをかけてくれるので、あがりの暴走を防げるようです。

この「自分で実況中継」は、話している最中にはできません。なので、出番を待っているような時に試してみてはどうでしょうか。どんな小さなきっかけでも、1度あがりをコントロールできれば、その成功体験が自信になってあがり症は改善していきます。そのきっかけを掴めるかどうかが勝負です。

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