あがりを抑えるチョイ技として、「咳をする」が意外に使える

あがりを抑える基本的な方法に、腹式呼吸があります。あがり症克服セミナーや話し方教室では、必ずと言っていいほど腹式呼吸が推奨されています。

このページで紹介するチョイ技「咳をする」は、この腹式呼吸を知らないとまったく効果ありません。知らない人は、まず「腹式呼吸であがりをコントロールできる」ページに目を通すことをおすすめします。

時間のない人のためにざっと説明すると、腹式呼吸は胸(肺)でなく、お腹を使って息をするという方法です。人間が睡眠中に行なっている呼吸法で、自律神経の興奮を静める作用があります。昼間、意識的にこれをやると、心拍数や血圧が下がり、リラックスできることが医学的に分かっています。

管理人も、人前に出る時は意識して腹式呼吸をやっています。あがり症が治った今でも、緊張を取るために腹式呼吸する癖がついています。

ところが、慣れないうちは、それがなかなか上手くできません。特に緊張している時、息が上がってしまい、胸で浅く呼吸するだけで、お腹を使った腹式呼吸に切り替えられないもの。

こんな時に役立つチョイ技が「咳をする」ことです。

咳をするだけで腹式呼吸になる

この技はあがり症関連の本で知りました。

「咳をする」といっても、本当の咳ではなく、わざとやる咳です。嘘でも咳をすると、その次の呼吸から自然と腹式呼吸になります。

きっと咳の時に腹筋が1度縮むので、次に息を吸う時、お腹を膨らませるやり方にならざるを得ないからだと思います。

「人間はセキをするとき必ず腹式呼吸になる」と本には書いてありました。実際やってみると、咳の直後、必ず腹式呼吸になります。一度腹式呼吸のきっかけを掴むと、その後、とても簡単に腹式呼吸に切り替えられます。

その著者は元あがり症のサラリーマンで、あがり症を克服した後会社を辞めてラジオDJになったそう。「私もこの方法をよく使います」と書いてありました。

また、セミナー講師の間でも咳の技はよく使われているようで、風邪をひいてもいないのに演壇で咳をしている講師を見たら、十中八九、あがりを抑えるためにやっていると思っていいそうです。

「咳をする」というこの小技、最初に書いたとおり、腹式呼吸をマスターしていないと役立ちません。腹式呼吸は、あがり症克服を指導するどんな先生も基本にしていること。あがり症を本気で治そうと思ったら、やはり、こうした基本的なことを押さえておくのが、結局の近道だと思います。

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