自信はなくても自信ありげな態度の方があがりにくい

あがり症の心理カウンセラーや、自己暗示を重視する話し方教室の先生がよく言うことの1つに、「嘘でもいいから自信ありげな態度でいよう」というのがあります。

特にそれが大事になってくるのは、これから人前でスピーチを始めようという時。

例えば結婚披露宴で、自分のスピーチの順番が近づいてくると、友人と話している声が妙に甲高くなったり、引き攣った顔で変に高笑いしてしまったりしていませんか? 順番が来て、司会者から紹介され、マイクの前に出て行くとき、嫌なことを早く終わらせたい一心で、立った椅子も直さず小走りに出て行ったりしていませんか?

こういった態度は、周囲に自信のなさをバラしまうだけでなく、自分自身にも自信のなさを意識させ、「自分には自信がないのだ」というマイナスの自己暗示をかけてしまうと言われています。

嘘でもいいから自信ありげにしてみよう

こんなマイナスの自己暗示を避けるために、とりあえずでも、形だけでも、自信ありげな態度を取るといいのです。

席を立ったら、少しゆっくりとしたペースで、やや歩幅を大きく取って歩きましょう。そしてマイクの前に立ったら、すぐに喋り出さず、まず会場を一通り見渡し、ていねいにお辞儀する。顔をゆっくり上げてから、「新郎、新婦、本日はおめでとうございます」と始める。こうすれば、少なくともマイナスの自己暗示は避けられます。

自信ありげな態度を取ることは、言ってみればただの演技です。「そんなことじゃ本当の自信はつかないよ」と言う人もいるかもしれません。けれど、「演技を何度もくり返すうちにそれが本当の自分になっていくのも事実だ」と、多くのあがり症カウンセラーが言っています。

下にあるのは自己暗示法の創始者であるフランスのエミール・クーエ博士の言葉。

「どんな仕事にかかるときも大切なことは『これはやさしい、自分なら必ずできる』と考えなさい。『これは難しい』とか『不可能』とか『もう駄目だ』『自分にはできない』といった言葉は、あなたの辞書から抹消することです。その代わりに『これはやさしい』『大丈夫だ』という言葉を意識的に使いましょう。他人が難しがることも、自分がやさしいと考えれば、実際にやさしくなってきます」

実際の自分とは違っていても、形から入って自己暗示をかけるやり方は、あがり症克服にも効果があります。

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