話のプロは聞き手に話させる

話のプロは、自分が楽するテクニックを知っています。その1つが聞き手に話させること。最初から最後まで一人で話すのは大変です。だから、聞いている人に質問して、話させてしまうといいのです。ただ、それにはちょっとしたコツが……

話のプロは楽している

研修セミナーをやっているコンサルタントの先生が、こんなことを書いていました。「話のプロは、いろんな小技を使って、自分が楽に話せるようにしている」と。

その小技のひとつが、聞き手に喋らせること。

例えば、ジョギングの話をしている時、「この中でジョギングをしている方、手を挙げてください」と聴衆に手を挙げさせる。そして、順番に「ジョギング、好きですか?」みたいな何でもない質問をして答えてもらう。そうやって、自分が話す時間を少なくしているのです。

研修セミナーの先生の場合、自分の立場を利用してこんなこともやっています。例えばセールストークのコツを教えた後、「ではお客様と営業マンに分かれて実際にセールストークをやってみてください」とか、相手を褒めることの大事さを教えた後に、「ではお互いに相手のことを褒め合ってください」とか。

こうすれば、セミナー参加者の勉強にもなるし、話す先生も楽できるというわけですね。

「教えてください」は魔法のフレーズ

聴衆に何か質問して手を挙げてもらう時、ちょっとした、というか効果抜群のコツがあります。それは「教えてください」「教えていただけますか?」というフレーズを使うこと。

「手を挙げてください」という命令形も悪くないのですが、そう言われると聴衆は手を挙げにくいもの。それに、ちょっとムッとする人もいるでしょう。

その代わり、「教えてください」「教えていただけますか?」と言って自分も手を挙げて見せるといいのです。こちらからお願いする言い方にすると、聴衆の手が挙がりやすくなる、と、ベテランのセミナー講師が保証しています。

例えば「ジョギングをしている方、手を挙げてください」と言う代わりに、「この中でジョギングをしている方、いらっしゃったら教えてください」と自分も手を挙げる。例えば「○○が好きな方、手を挙げてください」と言う代わりに、「○○が好きな方、教えてくださいますか?」と自分も手を挙げて見せる。

こんな小技を、話のプロはたくさん知っているのですね。そして、研修やセミナー、話し方教室などの中で教えてくれます。そんなプロの技を積極的に活用していくのが、話し上手になるための効率的なやり方です。

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