あがり症の人向け面接試験突破術

就職試験で、筆記試験は受かるのに、面接試験で落ちてしまうのはなぜだろう、と悩んでいる人もいると思います。そんな人は、あがり症にありがちなベーシックなミスを、気づかないうちに繰り返しているのかもしれません。

あがり症の人にありがちなミス

ネットや本屋には、面接試験のノウハウが溢れています。自己アピールの仕方や、面接官からの質問にどう答えるかなど、役立つ情報がいっぱいです。ただ、そんな情報の中で意外に見過ごされているのが、超ベーシックなこと。例えば、はっきりした声で話す、とか、話すときに下を向かない、といった基本的なことは、当然のことすぎて、本でもネットでもほとんど強調されていません。

ところがあがり症の人は、この基本部分でミスっていることが多いのです。

歩きながらお辞儀をしないこと

あがりやすい人は、緊張すると動作が早くなる傾向があります。それで犯しやすいミスは、席に着く前に歩きながらお辞儀をしたり、お辞儀をしながら席に座ったりということ。これはダメだと頭で分かっていても、自分を振り返ってみて、どうですか?

もちろん正解は、面接官の方にしっかりと向き、それからお辞儀をし、促されたら椅子に座る、です。分かっていても、緊張すると忘れてしまうものですね。ひとつひとつの動作をゆっくり行なうこと、そして、それぞれの動作に区切りをつけることが大事です。

うつむかずに顔を上げること

顔を上げて面接官を見ながら話す。これは基本中の基本。「そんなこと言われなくてもわかってる」と思うかもしれませんが、それでも意識して顔を上げてください。あがり症の人は、自分でも気づかないうちにうつむいていることが多いのです。

早口にならずゆっくりと

あがりやすい人は、緊張すると「早く済ませてしまおう」と思うためか、早口になる傾向があります。もちろんそうではない人もいますが、もしあなたが早口になるなら、ゆっくり喋ることを意識しましょう。

早口になると、自然と声が小さく、はっきりしなくなり、面接官に言葉が伝わりません。こうなると、いくら自己アピールの内容が良くても、面接官には聞こえず、良い評価はもらえません。

早口を直す方法については『喋りの悪癖を直す方法』のページで紹介しています。

発音を明確にする方法については『発音を明確にする練習(1)』のページで紹介しています。

話すときに口に手を当てない

話すときに口に手を当てるのは、女性に多い癖です。(最近は男性にも多くなっていますが)この癖が面接のときに出てしまうと、面接官は「自信がないのだな」と思い、良い評価をしません。普段は構いませんが、面接の時にこの癖は出さないように。

髪の毛を触りながら話さない

女性なら髪の毛を触りながら話す、男性なら腕時計を触りながら話す――これもあがり症の人が面接でやりがちなミスです。緊張する場面で、触り慣れた物に触れていると気持が落ち着きます。けれど面接ではアウト。落ち着きのない人と見られたり、面接に集中していないと見られ、マイナス評価になってしまいます。

以上、あがり症の人が気をつけたほうがいいと思う点を挙げてみました。なぜか面接で落とされる、という時は、一度チェックしてみてはいかがでしょう。どれも面接ノウハウ本の隅に書かれていることです。

ただ、本当のことを言うと、このアドバイスはその場しのぎです。面接は乗り切っても、あがり症を克服しないまま就職すれば、会議や朝礼、プレゼンなど、緊張する場面が後で続々と出て来ます。将来のことを考えれば、今のうちにあがり症を克服しておくに越したことはありません。

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