会社の会議であがらない新手法–発言メモ更新術

会社の会議やミーティングで発言するときの、ちょっと新しい方法があります。それは、発言したい内容を書いたメモを即時更新していくという手法。これならいつ指名されても、頭が白くなることがありません。

会議中いつでも発言できるように

会議の前にあらかじめ自分が言うべきことをメモにしておく、というのは誰でも考えるのではないかと思います。ところが、会議の流れが意外な方向に進んで(たいていはそうですが)、最初に言おうとしていたことが、その場に合わなくなってしまうことはよくあります。

発言を求められて頭が白くなってしまうのは、こんなときです。最初のメモが役に立たなくなり、言うことがなくなってしまう。そんなときに「○○さんの意見は?」などと指名されれば、誰でもオタオタしてしまいます。

こうならないために、最近、役立つと言われている方法があります。それは「発言メモを更新する」こと。最初に作った「発言するべきことメモ」を、会議の流れに沿ってどんどん更新していくのです。

これをやると、自分の手元にいつでも「発言するべきネタがある」という状態になります。なので、いつ順番が回って来ても慌てず発言できます。さて、そのやり方を紹介しましょう。

発言すべき内容を更新

あなたがイベント企画会社の社員だったと想定してください。会社では来月、幕張メッセでイベントを開催します。あなたはその企画会議に出席しなければなりません。これまでに数回会議が行なわれており、議論の焦点は「いかにして集客するか」でした。そこであなたは、自分の意見を次のようなメモにして会議に臨みます。

会議で発言すること
○採算のためには集客規模が大事。500人以上
○メッセ内の他イベントと被らないテーマ
○メディアでアピールしやすいテーマ

会議が進むにつれ、半端な集客規模では採算が取れないだろう、という話になってきました。また、幕張メッセ内の他イベントに訪れる客をこちらにうまく引き込めないか、という案も出てきました。メディアでのプロモーションについては、議論があった末、SNSが最も効果的であることが見えてきました。そこであなたは、メモを次のように書き換えます。

会議で発言すること
○500人以上の集客は必須。できれば1000人以上
○メッセ内の他イベントと連携する
○SNSに馴染むテーマに

下線部が変更部分です。これで、もし今発言を求められても安心です。場に合ったことを、きちんと言うことができます。

そして会議はさらに進み、他の人の発言を聞いていると、さすがに1000人の集客は無理らしいことが分かってきました。そこであなたは、メモの「1000人以上」を「800人以上」に修正します。また、同時期に連携しやすいゲームショウが開催されているのを思い出し、それをメモにつけ加えます。SNSについては、イベントに出演するアーティストに8万人近くのフォロワーがいるので、概算で15~6万人へのリーチが可能だと考えました。そこで、メモを次のように書き換えます。

会議で発言すること
○500人以上の集客は必須。できれば800人以上
○同時開催のゲームショウと連携する
○アーティストメインでSNSキャンペーン。15万人にリーチ

こんなふうに、自分が発言するべき内容を常に更新しておけば、いつでも場に合った発言ができます。「何を言えばいいんだ?」と焦る必要はありません。

あなたが、あがり症の基本部分を克服しているなら――つまり、話すネタさえあれば人前でとりあえずスピーチできる、というレベルなら、この方法は役立つはずです。

メモがあってもあがってしまう、という場合、この方法はまだ早いかもしれません。まず、あがり症を軽くした上でやってみることをお勧めします。

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