スピーチ60秒前のあがらないマニュアル

結婚式のスピーチや、改まった場での挨拶など、大勢の前でスピーチをする時、直前の60秒間の行動で気を付けておくといいことがあります。これについて、多くのスピーチの先生が同じようなことを言っているので、ここにまとめてみました。

直前60秒前には腹式呼吸

マイクの前に立つ、あるいは演壇に立つ60秒前には、深呼吸をして気持ちを落ち着かせましょう。この時の深呼吸は必ず腹式呼吸で。腹式呼吸には、気持ちを静め、心臓のドキドキを抑え、体をリラックスさせる働きがあります。(腹式呼吸のやり方は「腹式呼吸のやり方」ページで説明しています)腹式呼吸で、ゆっくりと5~6回深呼吸しましょう。

マイクの前までゆっくり歩く

大勢の人を前にしてマイクのある演壇まで歩いていくとき、あがり症の人はたいてい急ぎ足になっています。それでますます、自分の緊張を高める結果になっているのです。これから上手く話せるだろうかと気になって、歩き方にまで気が回りません。

マイクの前までは、ゆっくり歩くように心がけましょう。自分で自分の緊張を高める必要はありません。また、ゆっくり歩けば、聴衆からは「余裕がある」と見てもらえます。

お辞儀はすぐにしない

マイクの前に着いたら、慌ててすぐにお辞儀をしないこと。すぐにお辞儀をすると、すぐに話し始めなければならなくなり、気持ちが急かされます。そうすると緊張が高まってしまいます。これを防ぐために、心の中で「いち、にい、さん」と三つ数えてから話し始めてみてください。とにかく、間をとることが大事です。

また、このとき、会場全体を一度見まわすような仕草をすると、聴衆の目には格好良く映ります。「見まわす」というより、「視線を送る」と言った方がよいかもしれません。あるスピーチ教室の先生は、「そこにいる方たち全員に目であいさつするような気持ちで、会場全体を見る」と説明しています。もちろん、この時はにらみつけるような目ではなく、微笑むような目で。

第一声は大きな声で

第一声は大きな声で。例えば「みなさん、こんにちは」。これは非常にたいせつです。最初が肝心。第一声をゆっくりと、はっきりと、大きな声で言えれば、その後は自然な流れではっきりと喋れます。第一声が、ぼそっ、だと後でリカバリーするが大変なのです。第一声は勝負所だと捉えて、気を入れて声をだしましょう。

スピーチ前の60秒の行動、マイクの前に行く→お辞儀する→第一声を発する、という間にこのようなことに気をつけると、緊張感を和らげることができます。大勢を前にしたスピーチでしか使えないアドバイスですが、機会があれば試してみるといいでしょう。

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