あがりやすいならスピーチ原稿は書こう

あがり症の人は、スピーチ原稿を書きたがらないことが多いようです。面倒臭いというのもあるでしょう。原稿を見ながらのスピーチはかっこ悪いというのもあるでしょう。けれど、話し方教室の先生やあがり症のカウンセラーたちは声を揃えて言っています。まだ克服途上なら、スピーチ原稿を書くべし、と。

「原稿書きたくない病」が多い

管理人は、あがり症で悩んでいた頃、完全に「原稿書きたくない病」でした。会社の朝礼で何か発表する時も、そんなものは書きたくない。友人の結婚式でちょっとしたスピーチする時も、書きたくない。だから、風邪で声が出ないと言って逃げていました。

原稿を書きたくない理由はというと、もちろん、面倒臭いというのがあります。けれど、一番大きかったのは、そもそもやりたくないことの準備をするのが苦痛だったから。自分の墓穴を自分で掘っているような(大袈裟ですが)気になるからです。

もう1つ、原稿を見ながら話すと棒読みになってかっこ悪い、という理由もありました。あがり症の人は自意識が高過ぎる、とよく言われますが、管理人もまさにそうだったわけです。

まあ、うまくやれば原稿を読んでも棒読みにならないのですが……それについては『0212話し方教室でやっている「原稿を話す」練習』のページで説明しています。

こんな「原稿書きたくない病」は、あがり症の人全般に多いようで、あるスピーチ塾の先生もそう言っていました。

原稿を書くべし

確かに原稿を書くのは苦痛かもしれません。しかし、「それでもやるべきだ」と、多くの先生が言っています。管理人が読んだほとんどの本に書いてありました。管理人が参加した話し方教室や、聴講したセミナーの先生もそう言っていました。

中には「自分のあがりをコントロールできないうちに、原稿も書かずにぶっつけ本番ができるほど甘くはない」と、厳しい事を言う先生もいます。それももっともだ、と今では管理人も思います。

読み上げる必要はない

原稿を書いたからといって、それを本番で必ず読み上げる必要はありません。どんな先生たちも、原稿を丸暗記しろとは言っていません。それは、原稿を読むのではなく、書く行為に意味があるからです。

原稿を書くと頭が整理されます。原稿を書き始めると、自分が言いたいことは何なのか、自分は何と何を言いたいのか、どういう順番で言うのか、それをはっきりさせなければいけなくなります。すると、書き終わった時に、頭が整理されている。細かい言い回しなどは忘れても、何と何を言うのか、という骨格が、つまり大事な部分が頭に残ります。これが本番で役立つのです。

「原稿書きたくない病」の人は、ぜひ、原稿書きに挑戦してみてください。こんな当たり前のことにも、あがり症克服のカギが潜んでいる場合があります。普段見過ごしていることや、軽く見ていることに、突破口が隠れているということは、多くあります。

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