あがらない「姿勢」を体得すれば恐いものなし

どんなあがり対策ノウハウ本やDVDでも言われていることがあります。それは、姿勢を良くしよう、ということ。身体と心は連携しているものです。あがりにくい姿勢を体得すれば、それが気持ちを変えます。その姿勢には3つのポイントがあります。

姿勢の悪さから生まれている「あがり」

姿勢の悪さがあがりを生んでいることがあります。その代表例が「猫背」。猫背だと自然に自信がなくなってあがりやすくなります。また、肺が圧迫されるので大きな声が出なくなり、気持ちがどうしても消極的になってしまいます。

定まらない目線があがりを生んでいることもあります。話している最中にキョロキョロとあちこちに目が行っていると、目から雑多な情報が入って頭が混乱し、すぐにあがりやすい状態になってしまいます。

肩に力が入っていることも、あがりを呼ぶ大きな原因です。肩に力が入っているのは緊張している証拠。そのままにしておくと、筋肉の緊張が心の緊張にフィードバックし(緊張が緊張を呼び)、制御できないパニックになってしまうのです。

けれど、これらの原因は単なる「姿勢」です。あがりの心理は複雑で、意志でコントロールするのが難しいですが、姿勢なら、意志力で直すことができます。そして姿勢が直れば、姿勢が原因のあがりはなくなってしまいます。

3つのポイントから、あがらない姿勢を作る

あがらない姿勢とは、一般的に言われている「良い姿勢」と同じと考えていいでしょう。ただ、「あがらずに話す」という目標に絞って言えば、次の3つのポイントを押さえておくことが大事です。

1. 背筋をまっすぐに伸ばす

背筋をまっすぐに伸ばして話すと、胸郭が開き、声が響くようになり、それが自信につながります。また、背筋を伸ばすことは人間心理に直接影響を与え、ポジティブな気持ちを生み出します。(実際にやってみるとよくわかります)

2. 目線は水平にしてまっすぐ前に

目線を下に向けると、猫背になってしまうのでよくありません。目線は水平に。そして、まっすぐ前に向けるのが基本。

3. 肩の力を抜く

肩の力を抜くためのオーソドックスな方法は、「肩を大きく前後に3回ずつ回す」→「息を吸いながら両肩を思い切り高く(耳につくまで)上げる」→「息を吐きながら両肩をストンと落とす」。これを3セット程度やると、硬くなった肩や首がほぐれてリラックスできます。ただし、人前でやるわけにいかないので、スピーチの前にやっておきましょう。

あがらずに話せる自分になるために、まず姿勢を良くしましょう。ある話し方の先生はこんなふうに言っています。「あがりを克服するには姿勢を変えればよい。体の姿勢を変えれば、生きる姿勢も変わってくる」と。

良い姿勢を誤解している人が多い

良い姿勢を誤解している人は多くいます。例えば、「反り腰」を良い姿勢と勘違いしている人は多いといいます。

良い姿勢を目指すには、それがどんな姿勢なのかを正しく理解しなければなりません。そのためには、言葉での説明より、視覚で全体イメージを把握してしまうのが早道。

その点から、管理人は、話し方のノウハウ本より、映像付きのDVDなどで正しい姿勢を学ぶことをおすすめします。

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