あがり症は親の育て方が作る?

最近の心理学では、「あがり症は親の育て方が作る」という見解があるようです。おむつが取れる時期に、親がどんなトイレットトレーニングをしたかが、大きく関係しているといいます。ひょっとしたらあなたのあがり症、親が作ったもので、自分のせいではないのかもしれません。

トイレットトレーニングが影響

あがり症の人は、他人の目を意識する傾向が強い。他人の評価を気にし過ぎる傾向がある。これは、心理学者やカウンセラーが声をそろえて言っていることです。

けれど、そんなふうになってしまうのはなぜなか?

原因をひとつに決めることはできないのですが、心理学的には「親のトイレットトレーニングが関係している」と、最近よく言われています。

おむつ離れの時期=トイレットトレーニングの時期は、子供の心の発達の大きな節目です。子供はトイレットトレーニングを通じて、生まれて初めて、やっていいことといけないことを学びます。心理学的に言うと、社会的行動やルールを学ぶわけです。

ところが、このとき親があまりに厳しすぎると、それが子供の心の発達にヘンに影響してしまう。ちょっとしたオモラシや失敗でもキツく叱られていると、心が必要以上に臆病になってしまうというのです。「失敗すると叱られる」という意識が心に刷り込まれ、大人になっても「失敗を誰かにチェックされて叱られるんじゃないか」と心配してしまうのですね。その結果、必要以上に人目を意識するようになる。これが心理学者の見解です。

親の見栄っ張りも影響

トイレットトレーニングだけでなく、それ以外の場面でも叱られることが多いと、「あがり症になる」と考える臨床心理学者もいます。幼い頃に親や周囲の大人からいつも叱られていると、その子は人目ばかり意識して、大人になっても人前で極度に緊張してしまうというのです。

また、親が見栄っ張りで他人からよく見られることばかりを気にしていると、それを見て育った子供も、他人の目を強く意識するようになるともいいます。

ではどうする?

これらは心理学の一つの説なので、必ずその通りとは言い切れません。ただ、もしあがり症が親のせいだとしても、そこにこだわるな、とたいていの心理カウンセラーは言います。そこにこだわっても、親子関係をやり直すわけにはいかないからですね。犯人探しをするように、過去のアラを探しても意味がありません。大事なのは今、そして未来です。今、目の前にある問題を解決するために、一歩でも踏み出すことが遥かに大事です。

あがり症を無くしたい人にぜひ見てほしいもの

当サイトの管理人が実際に役立てた電子書籍です。「あがり」のせいで絶望的になっていた私が、前向きに毎日を過ごせるようになりました。今、もう、あがることはありません。誰でもできる簡単なステップなので、根気が続かない人や自信のない人にもおすすめです。

行列のできる、とよだクリニック監修
あがり症改善プログラム
人前に出るときの不安や恐怖心を取り除き、人に伝わるスピーチや話をして、人生のより大きな目的に向かうための方法を、きちんとまとめた電子書籍です。精神論ではなく、具体的なステップを踏んでいくので、根気がない人でも無理なく実践できます。あがりが消えるだけでなく、スピーチやプレゼンが上手くなります。

とよだクリニック監修『あがり症改善プログラム』の、管理人レビュー・感想はこちら

その他関連記事

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする