あがり症と姿勢の悪さ

これまで何千人ものあがり症の人たちを指導してきたあるスピーチ塾の先生が、本の中で、「あがり症と姿勢には関係がある」と言っていました。

科学的な根拠ははっきりしていません。管理人も、本当かどうかは分かりません。ただ、その先生は、これまでの経験から「ほとんどのあがり症の人は姿勢が悪い」と言います。そこで、その先生の意見を基に、あがり症と姿勢について考えてみました。

腹筋が弱いからあがりやすい

姿勢が悪い原因のひとつに、体幹筋肉(インナーマッスル)が弱いことが挙げられます。体幹筋肉は胴体をまっすぐに安定させる筋肉なので、これが弱いと姿勢が悪くなってしまいます。

ところで、『腹式呼吸であがりをコントロールできる』のページでも書いたように、腹式呼吸ができるかどうかは、あがりにくいかどうかの1つの目安になります。腹式呼吸をすると、心臓のドキドキや手足の震え、声の震えといったあがりの症状を抑えられるからですね。

腹式呼吸で使う筋肉が、お腹の奥にあるインナーマッスル「腹横筋」です。この腹横筋が弱いと、腹式呼吸が上手くできません。そうすると、あがりをコントロールしにくくなってしまうのです。

その先生は、こういったことから考えて、姿勢の悪さとあがり症は関係があると言います。つまり、姿勢が悪い人はインナーマッスルである腹横筋が弱い。そのため腹式呼吸ができない。そのためあがりやすくなっている、と考えているのです。

首・肩が固まっているとあがりやすい

また、その先生によれば、「あがり症の人は、いつも首や肩に力が入っている」とのこと。それで姿勢が悪く見えるといいます。

首や肩の筋肉とあがりやすさがどう関係するかは、よく分かりません。その先生も、特に何も言っていません。ただ、首や肩が緊張していれば、気持もリラックスせず、あがりやすくなりそうだというのは想像できます。

これもインナーマッスルのことと同様、あまり確かな根拠はありません。ただ、姿勢が悪いと自覚している人や、周囲の人からそう言われたことのある人は、日頃から腹筋を鍛えたり、肩や首のストレッチをしたりと、シェイプアップに取り組むのもいいかもしれません。

あがり症克服の近道は、いろいろ試してみて、早く自分に合った方法を見つけることですから。

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